カイロは西洋医学?東洋医学?

カイロプラクティックは、西洋医学と東洋医学の両方の特徴を持っています。

西洋医学+東洋医学→カイロ

解剖学、生理学、神経学、病理学などの現代医学(西洋医学)知識に基づいて、 自然治癒力を高めて体を回復させるという東洋医学的な思想を実現しようと考えます。

健康 → 未病 → 病気

東洋医学には「未病」という考え方があります。
病気ではないが健康とも言い難い状態を指し、症状があっても病院の検査では問題なしといわれてしまう状態です。
西洋医学は、病気か病気でないかという白か黒かで考えるため、未病の方に対しては治療法がありません。

カイロプラクティックはこの「未病」の状態に対して大変効果的で、病院で治らなかった症状がカイロプラクティックで改善するケースは多くあります。

また、欧米ではカイロプラクティックについて多くの基礎的研究、臨床研究も盛んに行われており、EBMが確立・充実しています。
※ EBMとは、Evidenced Based Medicineの略で「科学的根拠に基づいた医療」という意味

現在、アメリカを中心に世界80か国以上で行われており、 多くの研究データとその高い臨床効果が認められてWHO(世界保健機構)がWFC(世界カイロプラクティック連合)を正式メンバーとして認めています。

参考 世界カイロプラクティック連合:WFCについて

これはカイロプラクティックが、欧米先進諸国において漢方、鍼灸と同じく代替医療として正式に認定されたことを意味しています。

日本におけるカイロの現状

現在日本ではカイロプラクティックは法制化されておらず、開業に際して一定の基準が設けられていません。
この点は整体も同じなので、日本においては整体もカイロプラクティックも同じように理解されています。

よって、同じように「カイロプラクティック」・「整体」の看板を掲げていても、中身は様々で中には2週間ほどの集中セミナー、 半年間の週末セミナーを受けただけで開業している場合もあります

基礎医学の知識は重要で、 様々な症状を有する患者さんのケアをするためにも、また、的確な施術をするためにも、必要不可欠となります。

整体やカイロプラクティック院を選ぶ際には、最低限どのような学校で学んできたのか、インターネットなどで確認すると良いでしょう。

日本においては今後、カイロプラクティック、整体ともに明確な基準を作ることで患者さんの安全、利益を確保する必要があります。

>>プロから見た、良い整体院の選び方

どのようにカイロを学んできたのか?

横浜のカイロプラクティック学校 : メディカルカイロプラクティックカレッジ横浜(MCC横浜)を卒業しました。

「カイロプラクティックは医療である」という、学校長 松井洋一郎氏 (Ph.d:医学博士) の高い志しのもとに生まれたMCC横浜において、 最新の医学知識とカイロプラクティック技術を全日制で2年間、2100時間過程を終了しています。
この時間数は国家資格の柔道整復師、鍼灸師などと同等の学習時間です

卒後も、多数セミナー、学会に出席し、現在も定期的に技術、医学知識の勉強を続けています。

※ MCC横浜 : 高い教育水準、講師陣により業界において非常に高い評価を得ていたが、創始者の松井洋一郎氏は故人となり、業界から惜しまれつつもその数年後後閉校となった。

>>カイロについてもっと詳しく