後頭下筋は首の後面に位置し、首と頭蓋骨をつなぐ筋肉で、頭痛と非常に関連の強い筋肉です。
症状
後頭下筋のトリガーポイントは、目から後ろへと広がっていく痛みです。
感覚的には頭全体に痛みを感じる片頭痛のような症状となります。
原因
後頭下筋群は頭部の動きによっても緊張が起こるが、臨床的には目の疲れなどとも大きく関係している。
長時間のパソコン作業などにより目の疲労が後頭下筋群の過緊張を引き起こす。
セルフケア
後頭下筋群はかなり深部の筋肉ではあるが、その表層の組織が薄いため、比較的触れやすい。
一番効果的な方法は、示指もしくは人差し指を立てるようにし、反対側の後頭下筋にあてる。
反対側の手掌で先ほどセットした手を覆うようにする。
このままあおむけの姿勢になり、セットした示指もしくは中指が後頭下筋群に向かって直角に刺さるようにする。
後頭部の外側から内側まで位置を移動し、一番圧痛のある部分を探す。
※ 参考図書「誰でもできるトリガーポイントの探し方・治し方」
このケアは対症療法ですので難しい症状の方では根本療法とはなりませんが、症状の一時的な緩和には有効です。
セルフケアで一時的にも改善可能な方は、筋のコリの問題です。
施術によりバランスを整えてトリガーポイントが活性化しないようにすればよいので簡単な頭痛です。
ぜひご相談ください。