後頭神経痛は、大後頭神経、小後頭神経、第3後頭神経が原因で起こる頭部への神経痛である。
大後頭神経痛
大後頭神経は第2頸椎（上から2番目の首の骨）からの末梢神経で、後頭部の筋肉を貫いて頭のてっぺん（頭頂部）に向かって伸びている。
貫いている筋肉は上部の頸椎と後頭部を繋いでおり、この筋肉が大後頭神経をしめつけることで大後頭神経痛が起こる。
症状としては、首の付け根の辺りから、頭頂部に向かっての痛み、しびれなどである。
症状は比較的表面的で、ピリピリとした痛みであったり、時にはビリっと激痛を伴う場合もある。
痛みがないときも違和感やしびれが出ることも多い。
小後頭神経痛・大耳介神経痛
小後頭神経、大耳介神経は第3頸椎からの末梢神経で、上記の大後頭神経と似たような症状を表す。
違いは症状の部位であり、大後頭神経、小後頭神経、大耳介神経、の順で外側に向かって症状が変わる。
原因
後頭神経痛は、上部頸椎の歪み、およびその周辺の筋肉の緊張が高いことにより起こる。
これが起こる原因としては、
- 目の疲れ
- ストレス
- 姿勢不良（あごの突き出した姿勢）
- 長時間の下向き作業
- 身体全体のバランス不良
が考えられる。
カイロプラクティックのアプローチ
カイロプラクティックでは、痛みの直接原因への処置として、後頭神経が出ている第2、３頸椎、および頸椎と後頭部を繋ぐ筋肉を正常化させる施術を行う。
あわせて、この上部の頸椎・筋肉に異常が起こらないために全身の調整を行う。
セルフケア
後頭下筋の緊張は後頭神経圧迫の原因となるため、後頭下筋へのケアが有効である。
当院独自の整体なら簡単に解決可能です
