間違ったぎっくり腰対応

ぎっくり腰で病院に行くと、大抵の場合は安静を指示されます。

そして人によっては仕事を休み、安静ということなので横になって過ごすことが多いようです。

実は、 「ぎっくり腰=過度な安静」 は間違った古い常識です。

ぎっくり腰データ

参考 ■新しい腰痛対策Q&A21 産業医学振興財団

こちらは急性腰痛で受診した際に、安静を指導された人68名と活動を指導された人32名の翌年のぎっくり腰の再発状況を調査した研究結果です。
なんと安静群のほうが翌年にぎっくり腰を再発するリスクが3倍以上高い結果になった。

これは、痛みの範囲内で活動することを指導した方が望ましいことを示唆しています。

動けないものを無理に動く必要はありませんが、可能な範囲で日常生活を過ごしていくことが、急性腰痛の回復、そして再発予防にとって非常に大切です。 

しかし今だに病院ではぎっくり腰に対して「安静」が主な対処法になっており、ぎっくり腰が「癖になる」といわれる原因です。


可能な範囲で日常生活を過ごしことをできるだけ意識しましょう。